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アカルイミライ

アカルイミライ 特別版の画像  私的な事でありますが、今のところ自分の中でベスト1映画は 黒沢清監督の『アカルイミライ』となります。その他にも『MOMO』 などなど数え切れないほど沢山良い映画はありますが、現時点では 自分の中でベスト。  冴えないフリーターで働く主人公の雄二と守。二人は友達であり、 関係性から言えば守が悟っている立場で、守の言う事に従いがちな 少々内向的なのが主人公の雄二であった。守は赤クラゲを飼っていた。 赤クラゲはこの映画では象徴的に描かれている。赤クラゲを見ていると 不思議な感覚にとらわれる。ただただ揺れている。社会とは全く関係 のない世界で・・そんな赤クラゲを守は雄二にプレゼントする。 赤クラゲは毒をもっており、触ると死んでしまう恐れもある。 毒を持っていながら、ゆらゆらゆれ、赤く透き通っていて綺麗。 なんとも不思議な存在である赤クラゲ。 そんな中で事件は起き、守は自殺してしまうことになる。 あるメッセージを残して。  その後ふとしたきっかけで自殺した守の父の真一郎と奇妙な関係になる。 バイト先のなくなった雄二は真一郎が経営する小さい小さいリサイクル 工場で働かせてもらう事になる。それはそれはぼろいぼろい工場で あった。雄二はフリーターである自分、今後の自分にアカルイミライを 抱けずいらいらして、真一郎に『これが、お前の現実だ!この現実を 見ろよ!』と悟らされたりする。そして喧嘩。そんな折、飼っていた 赤クラゲが逃げ出してしまった。下水道に赤クラゲをあやまって 逃がしてしまった。  この映画の中で象徴的な赤クラゲ。この社会とは関係ない脱社会的な 存在だ。いわゆる社会にアカルイミライを抱くのではなく、脱社会的な 世界にアカルイミライを抱かせてくれる象徴的な存在。 貧乏ながらも満足している真一郎との交流の中で徐々に青年と中年親父の 親友のような今ではありえない関係が形づくられていく。    そして、ラスト。逃げ出した赤クラゲは大量繁殖して、川にあふれん ばかりにいた。それをみた真一郎は大喜び。中年というのにはしゃぎ まくり。なんとその姿にアカルイミライを見出さずにおくべきか。 しかし、はしゃぎすぎで、毒を持っている赤クラゲを触ってしまい、 毒を受けて倒れてしまう。それを見た雄二はすかさず、命がけで助け に行く。赤クラゲが大量にいる中でのその光景は不思議で感動を 誘った。脱社会の中でアカルイミライを見出した雄二。 自分と重ね合わせ、大変共感し、心に残る名作となったのである。
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アカルイミライ(2002/日)

監督:黒澤清出演:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也 これは今日見た映画ではないけれど、お薦めしちゃったので一応参考までに感想をヒトコト。  ヒリヒリくる映画。肌を一枚剥かれる様な感触がある。程度の差はあっても、誰しも社会や世間への違和感・疎外感・爆発しそうなものを抱えている自分というものに覚えがあるのではないかと思う。自分の周りのバリアの中に無遠慮に入ってくる人間への不快感もすごく痛切に感じられる。拒絶して、それでも何かを求めている。でも何を?ワタシハナニヲモトメテイルノダロウ?ワタシノイルベキ...

アカルイミライ

元々は浅野君目当てで観た映画。そして最近はドラマ「時効警察」の影響もあり、オダギリジョー君も気になってきたので記事にしてみる。(時効警察については過去記事参照→CLICK♪)相変わらず浅野君は際立ってます!出演時間は他の役者に比べて短いのだけど、それが尚更彼の凄さを引き立たせてる気がします。とかく浅野君の奇妙っぷりはたまりません…(笑)んでこれが映画初主演のジョー君は、、それ程彼の作品を観てないからなんとも言えないけど、役柄としては合ってるのかな。...

アカルイミライ

「アカルイミライ」のDVD見ました。アカルイミライ 特別版主演はオダジョーで、アニキっぽい役に浅野忠信さんが出てたんで。眠ると未来の夢を見るという仁村雄二(オダギリジョー)は、いつもなにかにイラついていた。そんな彼にとって同僚の有田守(浅野忠信)は、心を許せる唯一の存在だった。ある日守は「嵐が来るかもな」と言い残し、突然姿を消す。そんな雄二の前に、守の父、真一郎(藤竜也)が現れ、雄二はいつしか彼のもとで働き始める。世代も考え方も違う二人だったが、次第に守の残したクラゲを東京の河川で...

アカルイミライ

アカルイミライ まあなんか小難しい感じの映画でしたな。 日本男前ランキングの上位にいつもいるオダギリジョーさんの初主演映画だそうだ。 そこにぼそぼそ喋る頭のおかしい奴を演じさせたらぴか一の浅野忠信と、 渋すぎる藤竜也が加わって、さらにクラゲがプラスさ.....

アカルイミライ

オダギリジョー良いです!閉塞感と自己開放がとても良かった。そして浅野忠信の浮遊しているような存在感がこれまたピッタリの役どころですごくいい。藤竜也もいいし、キャストがほんとにいいしクラゲの使い方もいい。と、キャストには大満足。前半は引き込まれるけれど、後半は少しだるいテンポになってくるので、どんよりと見る時にはいいけど、そうじゃないときにはしんどいかも。ストーリーには少し不満も残るけど、こういう世界観は好きです。【ストーリー】黒沢清が監督、映画初主演のオダギリジョーと、浅野忠信...

最近見たヴィデオ2本

僕の彼女を紹介します 特別版 〈初回限定生産〉んーん。「猟奇的な彼女」が良かっただけに、イマイチだったかなぁ。ピリっとグっとくるものが少なかった。アカルイミライ 特別版難しかった。クラゲの象徴するものが何なのか。是非、もう1度見てみたいと思った。オダギリジョーと浅野忠信の醸し出す雰囲気だけは楽しめた。が、難しすぎたので、やはりもう1度見ようと思う。...

建国記念の日/アカルイミライ(03・日)

2月11日は「建国記念の日針供養」。...

「アカルイミライ」

シュールですね。現代の寓話。うん。寓話って感じです。ストーリーもどう説明してい良いものか、ちょっと難しい。 「工場で働く二人の青年。二人とも空虚で日々をなんとなく過ごしている。一人はいつもイライラしている眠ると未来の夢を見るという仁村雄二(オダギリジョー)24歳、一人はそれを制す穏やかな有田守(浅野忠信)、27歳。しかし、ある夜、守は工場の上司を殺し、刑務所(拘置所?)に入る。仁村に自分の飼ってい...

アカルイミライ

くらげがね。・・・いやはや、くらげが。 くらげの猛毒に私もやられたか、なんか映画...

「アカルイミライ」

 アカルイミライ 特別版「アカルイミライ」 ★★★★★ 監督脚本:黒沢清音楽:PACIFIC231 キャスト:オダギリジョー(仁村雄二)、浅野忠信(有田守)、藤竜也(有田真一郎) ...

アカルイミライ

 黒沢清と言えば、『CURE』『回路』だと思っていたけど、生きている人間達への赦しが幻想的かつ即物的に描かれるこの作品もまた僕の琴線に触れた。 コミュニケーションが上手く行かないのでは無い。波長が合わないだけなのだと思われる青年・仁村雄二(......

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ほんとにこの映画は

素晴らしかったですね!
何がいいのか、明確に言語化するのは大変ですが、現代の日本における、「アカルイミライ」(決して漢字の「明るい未来」ではない)を、提示した作品だと思っています。
トラバいただいたのに、相性悪いのか、なぜか返せませんでした。コメントで失礼します。

はじめまして。

わざわざコメントはありがとうございます。
おかぽんさんのおっしゃる通り、意識化ではなく、
無意識下にアカルイミライが刻印された気がします。
ストーリー性を重視していない映画だから分かりづらい人も
多いと思いますが、こういう映画は無意識に直下に来ますよね。

TBありがとうございます

初めまして。
この映画,私にとってもとても興味深い映画でした。あのクラゲ。なるほど。脱社会という言葉であのクラゲの象徴するものを捉えられるかもしれませんね。
なんだかもう1度観てみたくなりました。

あきさんへ

未だにこの映画はマイベスト映画なので、
それ関連の記事をみつけるとよみふけっちゃいます。。
とにかくストーリー性がないので、ある種厳しい映画
ですよね。ただただ観て何かを感じ取るみたいな。
自分も何回観たか分からないけどよく観たくなる。

こんにちは

こんにちは!
TBありがとうございました。
黒沢監督の映画は
アート!ですね。体で感じるっていう意味も
含めて。
クラゲのイメージは強烈でした。
個人的に、
オダギリ・ジョーさんの行く末(?)がとっても楽しみです。

邦画ブラボーさんへ

こんばんは。
コメントありがとうございます。
まさにアートですよ。
カリスマ、CURE、回路なんかも大好きです。
赤クラゲには惹き込まれちゃいました。。
オダギリジョーさん、俳優としての行く末?
最近みた、メゾン・ド・ヒミコはイイ演技してたなあ。

アカルイクラゲ

昨日、(曖昧な未来、黒沢清)というメイキング・ドキュメンタリー映画と併せて本編を見ました。クリス・マルケル監督が黒澤明監督を(乱)のロケに取材した(A .K )というドキュメンタリー映画も巨匠の映画創作の秘密に迫った名作ですが、アイマイナミライもそう言った面がありました。マルケル監督作品では巨匠よりも、エキストラの男たちの従者の接写などが魅力。アイマイナミライでも衣装そのものエピソードなどが印象的!!本編でも本当の主人公はアカルイクラゲ或はアカクラゲなのだろうという気がしてきます。東宝の名作(ゴジラ)のような寓話性が感じられるのは、川が海に進んで行くからかー。ゴジラは海からトウキョウに上陸して来るのですがー。
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