スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

三権分立は嘘

 前回の映画『選挙』の流れで若干の整理。

 日本はイギリス発祥の議院内閣制を採用しており、
議院内閣制は事実上、二権分立の構造となっている。
権力は一つに集中させると独裁化、暴走化するのは
歴史の教訓で、三権分立もその流れの思想の中で
生まれた。

 三権分立は中学や高校で習ったように
司法、立法、行政に権力を分け、相互に牽制し、
権力の専制化を防ぐ。

 ただ、決まってこれを教わる時聞いたのは
行政権が肥大化しており、立法府である国会が
弱体化しているので、三権分立は事実上
機能していないと先生は言った。
じゃ、どうすれば?
政治家がしっかりすれば三権分立は機能する!?

 いや、そもそも大統領制を取るアメリカとは違って
議院内閣制の日本では、二権分立であるというのが
アカデミズムでは常識らしい。
国家の正統性の源泉は何か?
民主制の国家においてはあくまで議員選挙が
正統性の源泉。
行政権の最高の位置である
内閣のトップである内閣総理大臣は
議会が選ぶので直接国民が選ぶのではない。
また、議会の多数党が内閣を組織するので、
必然的に立法府と行政府は緊密な関係になり、
やがては癒着関係が生まれていく。
立法と行政がなぁなぁの関係になっちゃうっていうと
分かりやすいでしょうか。

 一方アメリカでは、今大統領選挙の予備選が
盛り上がってますが、大統領制であると
議会も大統領もどちらも選挙で選ぶ構造になり、
議会も大統領も正統性の源泉が違うので、
非常に対立した牽制し合った構造になっています。
アメリカの大統領選挙は非常に時間をかけますね。
年単位で時間をかければ変なスキャンダルや
資質や人となりも分かる。
それを分かった上で投票できるのはある意味
羨ましくもあり、長い戦いですね。
これだけ長い選挙戦やり続けるのは忍耐力がいりそう。
日本ではほんの一ヶ月イイ顔してればいいんだから。

 強い権力を持った大統領制を日本に導入するのは
ポピュリズム化しやすい日本人の心性からすると
危険なので、議院内閣制でやはりいくべきだと思う。
ただ、政治家が官僚以上の能力や手腕があり、
行政を操縦できる素質がある政治家が多数いればの話。
優秀な政治家も多いと思いますが、現状を見ると
どうやら数は少なそう。
『政治家なんて誰がやったって同じ。』
よくワイドショーでインタビューに答えたおばちゃんが言うせりふ。
それを見た俺達は
『だったらお前がやれよ!』
とつっこむ。

 この構造を打破する大きなきっかけはやはり政権交代。
誰がやっても同じというなら、民主党に任せてもいいじゃない。
政権交代しないと、行政と議会の癒着関係一旦白紙に戻す事
できないんだから。
というより、二権分立ならば政権交代する事が
前提じゃないとおかしいんじゃ。。
だって司法だけに牽制させたってね。
選挙である最高裁判官の国民審査。
あの罷免にすべき最高裁判官に×をつけるという制度。
そして、今まで一度も罷免になった人もいない国民審査
でなりたってる司法だけに任せてもね。
でも、やっぱり変化が怖いんだろうな。
ただこれだけは言える
国民のレベルが上がれば政治家のレベルも上がる。


 今年あるか分からない来るべき総選挙は予想では
自民党が大幅に議席を減らすが、過半数は維持するだろう。
例えそうであっても次回の総選挙が盛り上がって欲しい。
前回の映画『選挙』もそうですが、
選挙ってこんなバカバカシイんだって分かるだけで
きっとプラスだ。
スポンサーサイト

選挙

選挙の画像
 2005年秋、郵政解散で総選挙に打って出た
小泉劇場真っ只中の川崎市市議会補欠選挙を
描いた映画「選挙」

 山内和彦氏はひょんな事から
川崎市市議会補欠選挙の自民党の
落下傘候補に選ばれた。
山内氏は東京で切手コイン商を営んでいたが、
全く縁もゆかりもない川崎市宮前区
に引越をさせられ、川崎市市議会の
自民党第一党を死守する為に送り込まれた。
山内氏は政治経験全くゼロ、せめてもの
レッテルが東大卒というぐらい。

 「小泉自民党のや・ま・う・ち・か・ず・ひ・こ」です。
選対の人に、
街頭では人は3秒しか聞いていないため、
3秒に1回候補者の名前を言わなければ
ならないと言われ、
山内和彦氏は街頭演説で
上記のフレーズを連呼し続ける。
自民党を挙げてのドブ板選挙。
いわゆる政策なんて関係ない。
地元でできるだけ名前を連呼し、できるだけ
多くの人に握手し、顔を覚えてもらえるかである。
地縁がものを言うので、組織票とも言え、
意外性は起きなく、出来レースが多い選挙となる。

 この映画で描かれる通り、地元の自民党員
による自民党員の為の利害に基づいて
選挙運動を繰り広げる。
政策なんて関係ないどころか、逆に市民が
具体的な政策を知ってしまったら困ると
言うぐらい名前の連呼しかしない。
市民が具体的な情報を知ってしまったら、
選挙は大波乱が起こってしまう。
ネットでの選挙運動が禁止のままなのは
そういう理由だ。
ネットでの選挙運動が解禁されてしまったら、
資金がものをいう、宣伝カーやビラも不必要となり、
あまり物質的、金銭的有利であるからといって
圧倒的に選挙で有利にはならなくなる。

 気楽に参加できるネットで候補者の名前を知る
だけでなく、対等に議論に参加できるはずなので、
具体的な政策に耳を傾ける選挙となり、
組織票が物を言う選挙というより、浮動層が
物を言う選挙となるはずである。

 ↑上記は理想で、ネットでの選挙運動、
さらにはネットで投票できるようになってしまったら、
容易に想像できるのが、タレント候補達の軒並み当選。
政策、政治的資質ではなく、人気があるかどうかで
当選の合否が決まる、まさにポピュリズム政治。

 ドブ板選挙はありえないぐらい不合理でバカらしい。
だけど、デタラメなところが、きっと日本的美風。
ドブ板選挙が滅び、ネット板選挙が隆盛しても
同じく不合理でバカらしい事が起きるだろう。
どちらも不合理だが、ある程度知る人が推薦したと
される政治的センスを持った人を選ぶドブ板選挙も
人気だけで政治的センス0でも選ぶネット板選挙も
両方あると丁度いいのかもしれない。

 ということで、ネットでの選挙運動は解禁した方が
いいが、ネットで投票できるようにするのは日本は
やめたほうがいい。
不合理も美風の一つでしょうが、行き過ぎは美風を壊す。
どっちにしても日本はマニフェストで選ぶなんてできる
欧米的な近代主義は体質が合わないみたい。。

 

ボーン・アルティメイタム

 ボーン・アイデンティティーの画像  ボーン・スプレマシーの画像  ボーン・アルティメイタム [DVD]の画像
 『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』
最終章の『ボーン・アルティメイタム』を観た
主演のマット・デイモンは自分にとって
特別なハリウッド俳優。
映画館で暇だから・・・と偶然マット・デイモン主演の
『グッド・ウィル・ハンティング』
を観て以来映画の虜になった契機がある。
今では『グッド・ウィル・ハンティング』のような
純粋なストーリーがそれほど好みではなくなり、
汚れてしまったが(笑)、
映画体験自体は今でも特有で
マイ映画ベスト10なるものもその人のその時
置かれた境遇、心境などによって大分違うので
その人の事をよく知った上でなら勧められた
映画も楽しめると思う。

 マット・デイモン演じるCIA工作員ジェイソン・ボーンの
アクションがスバラシイ!
ボーンは早足で歩き周りの情景を
頭に入れて偶然も含めてあらゆるものに
機転を利かせて時には攻撃に使い、
時には守りに使い、時には逃走に使い、
時には重要人物と接触する手段とする。
物事は計画通りには行かない。
今ある状況で何を使い、何を利用し、
何をすればよいかを瞬時に判断する。
その知的で柔軟な姿勢に魅入ってしまう。
おぼろげだが、干した洗濯物も逃走中
手に取ったのは、その後ジャンプして
着地した時の衝撃をパラシュートのように
和らげるためか!?
この映画を観た後はマット・デイモンのように
早足で歩き、周りの情景を観察し、
何が使えるかと少し考えてしまう人が
結構いるとか(笑

 見所はもう一つある。
記憶喪失になったボーンの謎である。
ネタバレはいつも通り書きます(笑

 CIAから狙われるボーン。
徐々に明らかになる事実。
CIA工作員として何人も暗殺してきた
事実に苛まされるボーン。
CIA本部にまで単独で乗り込み、
CIAの手続きを踏まずに容易に
暗殺してしまっていた事実は明らかには
なるが、ボーン自身それに利用されていた。

 否、ボーンが自ら殺し屋となる事を
志願していた。
身体面だけでなく、精神面も殺し屋
となる「トレッドストーン計画」第一号が
ボーン自身であった。
アメリカ国民の為になるなら少々の犠牲も必要。
暗殺もその一つの手段・・・
暗殺で迷いが生じたら失敗する為、
精神面も改造しなくちゃいけない。
社会に翻弄されるボーンと共にこれは
ボーン自身の問題ともなる善悪二元論
ではないところがこの映画の醍醐味!

 無意識を別のプログラムに変える。
何故変えたいと思い、その欲望は
どこから来て、果たして元々自分の
欲望だったのか。
他者の欲望が自分の欲望となり、
自分の欲望が他者の欲望となる事もある。

プロフィール

Author:まさみ
ブログはこちら一本でやっていくことにします。

パソコンできる環境が作れず、こちらのブログのほうがスマホでも扱いやすいからです☆

よろしくお願いします。
⊂⌒っ*-ω-)っ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。