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うつせみ

うつせみの画像  キム・ギドク監督作品「うつせみ」見ず知らずの人の留守宅に 毎日のように侵入し、料理をしたり、洗濯したり、壊れている時計が あれば修理するし、壊れている体重計があれば修理する青年がいる。 彼は物を盗むという訳ではなく、淡々と留守宅侵入生活を続ける。 そんな中、夫からの暴力を受けて生きる事に疲れている女性に 留守宅に侵入した際、出会う。いつものように料理・洗濯している男を 女性は黙ってみていた。その時、女の夫が帰ってきて、男は 身を隠す。だが、暴力を受けている女を見ていたたまれなくなったのか、 三番アイアンでゴルフボールを打ち、女の夫をぼこぼこにする。 女は無言のまま男の乗るバイクに乗っていく。  ここから男と女のラブロマンスが始まると思いきや、ある老人宅 に侵入した際、老人が肺癌で死んでるのを発見し、丁重に埋葬する。 だが、老人殺害の容疑をかけられた男が逮捕されるとまるで別の 映画になったかのような展開になる。拘留室にいる男は看守の目から 逃れる隠れん坊ごっこを始める。あの狭い拘留室に逃げ場はないのだが、 扉の横に隠れていないかのように見せたり、扉の真上に上って 隠れたり。看守はその度怒り心頭で男をぼこぼこにする。痛みを 知る男であったが、隠れん坊ごっこは過熱する。看守が入ってきたら 裏に回り、動く動作にあわせて常に看守の背後にいる状態。 結局影で背後にいることがばれるが、とても笑ってしまうシーンだった。 釈放される時など、幽霊ともいってよい、見えない存在になっていた。 今までどおり家に侵入しても家にいる人は誰かがいる気配はするが、 その姿は見えない。唯一見えるのは冒頭の女。 女の夫には見えないが、気配は感じる奇妙な3人の共同生活が 始まる。 社会ではまともに生きられない男は見ていて意味不明な行動を 起こしていたが、幽霊的存在になることによって社会の外に出て、 世界を肯定する事が出来た。例え、社会内で生きられない存在の ままでも。
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ホテル・ルワンダ

 ホテル・ルワンダ プレミアム・エディションの画像  1994年4月から約3ヶ月間で80万人〜100万人が殺された ルワンダ大虐殺を描いた映画「ホテル・ルワンダ」ホテルの支配人 ポール・ルセサバギナはフツ族・ツチ族の対立が激化する中でフツ族・ ツチ族の難民1268人をホテルに匿い、救出する事に成功する。 この物語を人間ドラマとして見た場合、ポール・ルセサバギナの振舞い に感動する者も少なくないだろう。シンドラーのリストのアフリカ版 と言われているそうだ。  だが、まず大事な事はルワンダ大虐殺について自分は事実を知らなか ったということである。事実を知っていてこの映画を観る人と知らずに 観る人では、後者の方がこの映画の人間ドラマに感動しやすい向きが あると推測する。ただ自分は後者に属するが、映画でカメラ以外という 使い方もおかしいが、カメラに映っていない情景の方に想像力が 働く。映画でも虐殺されたツチ族の人達の大量の人の死体が映っている。 彼らが1人1人どのような思いで死んでいったのか想像するしかない。 実話ベースの映画なので、ポール・ルセサバギナに焦点を当てざるを 得ないが、実話ベースだからこそ、人間ドラマによって覆い隠された いわゆる主人公を初め、主要キャラ以外の匿名の人々、出来事に 関心を向けるのも一つの大事な見方だと思うのである。  フツ族とツチ族の対立というが、歴史を紐解いてみると、植民地支配者 が傀儡政権を作る便宜から作られた神話に過ぎないという。 その神話では、ツチ族は北のエチオピアからやって来た黒いアーリア人 であり、よりヨーロッパ人に近い高貴な民族であるのに対し、 フツ族は 下等な野蛮人とみなされた。あくまで傀儡政権を作る植民地支配者層 が作り出した対立構造がやがては大量虐殺という結果を招いた。 黒人に対するこのような優越意識は映画でも描かれる。 ツチ族が大量虐殺されようが、欧米人達にはどうでもよいと・・ 実際国連平和維持軍が撤退する事態も起こる。  映画の主題でない人間愛以外にも目を向けると違った見方が得られる かもしれない。そして、対岸の火事である自分はいかに無関心であるか 分かる。ただ自分は無関心が悪い事であるとも思わない。無関心故の 鈍さも時には必要であるとも思う。何でも関心持とうとしたら、それこそ 最大の無関心さにつながると思うから。身近な人が見えなくなる。  
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まさみ

Author:まさみ
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